生成AI勉強会をご紹介!エンジニアの知的好奇心がプロダクトを進化させる

こんにちは!M&Aクラウドの塚原です。 今回は、プロダクト開発チームで定期的に開催している「生成AI勉強会」についてご紹介します。

AI支援コーディングツールの進化がめざましい今、私たちもその力を最大限に活かし、開発生産性をさらに高めることを目指しています。 この勉強会は、その取り組みの中核を担う活動のひとつです。

🎯 勉強会の目的

この勉強会の目的は、単に新しい生成AIツールを学ぶことではありません。 生成AIを「チームとして」どう活用し、プロダクト開発をより良くできるかを考え、共有し合うことを目指しています。

  • トレンドのキャッチアップ:生成AIの最新動向を主体的に学び、常に業界の最前線に立ち続ける
  • クリエイティブな時間の創出:日々の業務に追われるだけでなく、新しい技術に触れ、探求する時間を意識的に確保する
  • チーム文化の醸成:個人の学びをチーム全体に還元し、AI活用を組織のカルチャーとして根付かせる

2週間に一度、2名のエンジニアが5〜10分ほどのLT(ライトニングトーク)形式で発表。 各々が事前に調査した最新トピックや試したツールの知見を共有しています。

💡 発表テーマの一例

毎回、エンジニアが自分の関心や課題意識に基づいてテーマを選び、実際に触ってみた感想や学びをシェアしています。 中でも特に議論が盛り上がった3つのLTをピックアップしてご紹介します。


ピックアップ紹介①:お試し、SpecKit

チーム内で「感覚的なコーディング(バイブコーディング)だけでは品質に限界があるよね」という課題感が頻繁に議論に上がっていました。そんな中、2025年9月に公開されたばかりの仕様駆動開発(Spec-Driven Development)ツールキット『SpecKit』を、あるエンジニアが早速試して共有してくれました。 みんなが「気になるけど、まだ触れていない…」と思っていた最新ツールだったため、発表中は質問が飛び交い、みんな興味津々でした。

LTでは、SpecKitがどのような思想のツールで、実際に簡単なCLIアプリを実装させてみた結果どうだったか、そして今後の可能性までが分かりやすくまとめられており、「これはチームの課題を解決する一手になるかもしれない!」と大きな期待感に包まれました。率先して新しい技術を試し、チームに還元する文化が感じられた瞬間でした。

docs.google.com

ピックアップ紹介②:社内LT_MCPサーバーで開発効率をちょっと向上させたい

「もっと自分たちの開発に合うMCPサーバーがあってもいいのでは?」という発想から、なんと MySQLに接続できる社内用MCPサーバー を自作したメンバーがいました。

これにより、AIがローカルDBに直接アクセスしてSQLを実行したり、テーブル情報を取得したりできるようになりました。 LTではデモも披露され、「テストデータ作成が楽になった!」「調査の精度が上がる!」とチームから称賛の声が。 今では多くのメンバーが日常的にこの自作MCPサーバーを利用しています。

ピックアップ紹介③:CodexCLIの進化スピードが早いので俺も高速でスライドを作った

私たちのチームでは主にClaude Codeを活用していますが、他のツールの動向も常にキャッチアップしています。このLTは、AI CLIツール『CodexCLI』の進化の速さに驚いた発表者が、その熱量のまま高速でスライドを作成し共有してくれたものです。

数ヶ月前に見た時とは比べ物にならないほどアップデートされ、実用性が増していたことにチーム全員が驚きました。Claude Codeの代替となり得るのか、どういった点で優れているのか、具体的な比較を交えた内容は非常に有益でした。この発表を通じて、「一度触ったツールでも、少し経てば全くの別物に進化している可能性がある。継続的な情報収集が重要だ」という意識をチーム全体で再確認できました。


🌱 勉強会から生まれる“実践的な変化”

この勉強会の魅力は、「やってみた」で終わらないこと。 発表がきっかけで、実際の業務改善や新しい開発手法の導入に繋がることが多くあります。

たとえば——

  • 社内MCPサーバーの自作による開発効率の向上
  • 仕様駆動開発(Spec-Driven Development)の導入検討
  • 継続的なAIツール比較による生産性向上の意識改革

勉強会での発表が、チームの仕組みそのものを進化させていく原動力になっています。

さいごに

M&Aクラウドでは、エンジニア一人ひとりの知的好奇心を大切にし、それをプロダクト成長の原動力にしています。 生成AI勉強会は、その文化を象徴する取り組みのひとつです。

「新しい技術をチームで試しながら、実際の開発に活かしていく」——そんな環境にワクワクする方、 ぜひ一度、私たちとお話ししてみませんか?

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