こんにちは。エンジニアの鈴木(@yamotuki)です。
昨年はPHPカンファレンス2020にチーム全員でプロポーザルを出し、4人が登壇することになりました。
今回は PHPerKaigi 2021 にまた全員でプロポーザルを出した話です。この記事を書いている時点ではまだ採択されたか分かりませんので、もし採択されたら追記します。
開発チームのバリューについて
M&Aクラウドの開発チームには行動指針として以下の三つがあります。
これらの詳細はまた別の記事で紹介されると思いますが、今回は全員インフルエンサーについて書きます。
経緯
以前から各種勉強会で活発に発表し、コミュニティの発展に貢献していた久保田さん(@kubotak_public)が弊社に2019年10月にジョインされました。
CTOの荒井はかねてからチーム作りの重要性を感じており、久保田さんジョインと同時期にこのブログを始めることになりました。
運用
エンジニアは情報発信が大事、と近年のWeb界隈ではよく言われていると思います。目的はスキルアップだったり、プレゼンス向上だったり、採用だったり、チーム技術交換だったり、色々あると思います。
しかし、実情としては10人に1人、会社によっては100人に1人くらいしかブログを書いたり登壇したりすることはないのではないでしょうか。 弊社ではより強いチームにするために「全員」が情報発信を積極的に行っていくことに決めました。
それが開発チームのバリューとして2019年11月の開発合宿(という名の長時間ミーティング)で「全員インフルエンサー」として言語化されました。
この行動指針に則って「全員毎週 qiita 記事投稿」(現在は不定期)や、PHPカンファレンス 2020への「全員プロポーザル宣言」が実現されました。 まだエンジニア5人のチームですが、これが10人100人になった時にもこの行動指針を続けられたなら唯一無二のチームになれると信じています。
PHPerKaigi 2021への全員プロポーザル
次の大きな祭りはなんだ?と問われれば、PHPer なら PHPerKaigi 2021 が思い浮かぶのではないでしょうか。 今回はCTOが明示的に「全員プロポーザル宣言」を出さなくても、当たり前のように全員が出すことになりました。ちなみに"沈黙"をしてひよっているのが私です。
さて、どのようなプロポーザルになったのか、紹介していきたいと思います。
モックの泥沼から脱却するために、あえてDBにつないでテストしている話
CTOの荒井さんによる、前回PHPカンファレンスで話せなかったリベンジです。 テストを美しく、効率的に書くための工夫について紹介されています。 モックの泥沼に入るとテストのどこが何を表しているか分かりにくいですよね。 モック地獄から救ってくれた荒井さんに清き一票を。
Laravel のメール認証の内部実装を掘り下げる
Vimマスターの濱田さんによるプロポーザルです。 今回はフレームワークの内部実装を掘り下げていこうという渋い内容になってます。 プロダクトが立ち上がった時には要らなくても、成長すればじきに必要になってくるメール認証。 案外幅広い開発者に関係するところだと思うので、見たい人はぜひ清き一票を。
Casbinを用いたアクセス制御入門
このプロジェクトを通して設計作業を学びたい!という積極性No.1の津崎さんによるプロポーザルです。 権限管理は自分で丸々実装すると大変かと思いますが、幅広い言語で使用可能な Casbin というライブラリを使うと比較的簡単にできるそうです。 弊社のプロダクトではサービスの管理ツールでCasbinによるアクセス制御を導入しているところです。 こちらも会社成長すると"あるある"の機能なので、ご期待ください。
ある日突然、Laravel Queue Workerが壊れた
「全員インフルエンサー」の始祖、久保田さんによる発表です。 年末に開発チームが襲われた Worker の障害の根本対応の想定される工数は、チーム全員でやっても1週間(辛い)。 そこで「レバレッジ指向」の久保田さんが華麗な解決策を編み出し半日で解決してしまった話です。 その発想の源が垣間見れるのか。楽しみですね。
プログラマ三大美徳を実現するデプロイフローを目指して
私の発表です。 デプロイめんどくさいです。昔はもっと面倒でした。 フローなんてあってなかったようなプロダクト初期から、ミスなく楽するために徐々に改善してきた軌跡を共有します。
終わりに
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弊社では一緒に「全員インフルエンサー」を実現してくれるチームメンバー募集してます。