今回は、Pull Pandaというツールを導入して2ヶ月ほど経過して、DX向上を感じられたので便利な点を紹介したいと思います。
Pull Pandaとは
Pull PandaはGitHubを使っているチームのためのツール
です。
2019年6月にGitHubに買収され、誰でも無料で利用できるようになりました。
Pull Pandaは、3つの機能があります。
Pull Reminder
Pull Reminderは、GitHubのpull requestのレビューとマージについてSlackでリマインドと通知をしてくれる機能です。
Pull Analytics
Pull Analyticsは、レビューにかかった時間や、オープンしているPR数の遷移などを分析、視覚化してくれる機能です。
Pull Assigner
Pull Assignerは、PRのレビュワーを自動でアサインしてくれる機能です。
Pull Pandaの活用
我々のチームでは、Pull Pandaの3つの機能のうち、Pull Reminderを活用しています。
Pull Analyticsは、組織の運営状況の把握や改善に役立つデータが閲覧できるため、活用していきたい機能ではありますが、 まだチームが小さく、データ集計の期間も短いため、活用には至っていません。
Pull Assignerは、円滑なPRレビュー体制を構築できるため注目している機能ではありますが、 現在の我々のチームは、小さなチームに分かれて相互レビューする体制で進めている関係でまだ活用には至ってません。
Pull Reminderは、小さなチームでもすぐに導入できて、すぐに価値が発揮される機能であるため導入しました。
Pull Reminderの活用
Pull Reminderのメリット
- 今までは口頭でレビューを依頼したりリマインドしたりしていたが、自動でできるようになってレビュー漏れがなくなった
- レビューのマージ速度が上がった(体感)
チームへの通知設定
Pull Pandaでは、開発者をチームという単位にグルーピングすることができます。 Pull Reminderの設定もチーム単位で行うことができます。
チームへの通知では、指定した曜日の指定した時間に、レビューリクエストされてるPRをリマインドしてくれます。
我々のチームでは#developersチャンネルに平日の10時と16時にリマインドが送信されるように設定しています。
個人設定
個人に送るSlack通知・リマインドについて設定できます。
- あなたがレビューにアサインされた時
- あなたのチームがレビューにアサインされた時
- あなたのPRが承認されたか変更をリクエストされたとき
- あなたがAssigneeになったとき
- あなたのPRがマージされた時
- あなたのPRにコメントされた時
- あなたがコメントでメンションされた時
- あなたが参加してるスレッドにコメントされた時
- あなたのPRにマージ競合があるとき
- あなたのPRのCIチェックが失敗した時
個人へのリマインドも、曜日と時間を設定することができます。
まとめ
Pull PandaのPull Reminderを導入することで、以下のようなメリットがありました。
- レビュー依頼のコミニュニケーションコストの低減
- コミニュニケーションロスの低減
- PRのマージ速度の向上
まだ活用していないPull Assigner, Pull Analyticsについても、チームが拡大した時に効力を発揮しそうだと期待しています。
最後に
M&Aクラウドでは、日々よりよい開発体制を築きながら、プロダクト開発を行っています。 一緒にプロダクトを成長させてくれるあなたの応募を待っています!