imgixの活用

こんにちは、M&Aクラウドのかずへいです。

M&Aクラウドではimgixという画像配信のSaaSを活用しています。サービス開始当初から導入していますが、端的に言って神サービスなので紹介できたらと思います。

imgixとは

imgixは画像配信のSaaSで、画像をリアルタイムに変換する機能とその結果をCDNに保存し配信してくれる機能を持っています。画像にアクセスする際、クエリパラメーターに画像の変換用のパラメーターを渡すと、その通りに画像を変換してCDNにキャッシュしてくれます。どんな感じで画像が変換されるかはここで簡単に試すことができます。最近だと国内ではさくらインターネットとPixivが出しているImageFluxが、ほぼ同様のことが出来るのでは無いかと思いますので、こちらでも良いかもしれません。

imgixを導入しているサービスには、Qiitaや日経電子版等があります。

利用料金は配信量と、サムネイルのマスターサイズの種類の数による従量課金です。

画像配信のよくある課題

弊社のM&Aクラウドはマッチングプラットフォームですが、買い手企業様を掲載するという点ではメディアサービスとも言えます。実際に企業様に取材させていただいて、プロのカメラマンが撮った写真を掲載させていただいてます。

画像の配信では、

  • 画像のサイズやフォーマット等はクライアントやデザインによって適切なものが変わるので事前に固定したくない
  • 画像を速く返すためにCDN使いたい

といった課題があると思いますがimgixではちょっとした設定だけでこれらを解決することができます。

imgixの導入

弊社ではAWSのS3を元画像の置き場として設定しています。

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imgixはS3から取ってきた画像をリアルタイムに変換しクライアントに返します。一度変換された画像はCDNに保存され、以降、全く同じ画像がリクエストされた場合にはCDNから画像を返却します。imgixが必要に応じて画像を変換してくれるので、S3には変換元の画像を1つだけ用意しておけば、リサイズしたり、クロップしたりして様々なバリエーションのサムネイルを生成することができます。

また、formatを指定することで、スマホにはWebPで変換したり、dpiを指定したりといったこともできます。

M&Aクラウドではサービス開始時からimgixを利用していますが、導入以降全く設定を変更せずに運用し続けていまして、しかも障害なども起きたこともありません。利用料もとても安く抑えられており、とても助かっています。

まとめ

imgixは画像変換機能とCDN機能がついたSaaSでとても便利で、手軽な設定ですぐ使えます。おすすめですのでぜひ試してみてはいかがでしょうか?