どうもこんにちは、エンジニアの津崎です。
梅雨が明けて、モワっと蒸し暑くて気が狂いそうですね。
夏といえば、海。 海といえば「開発大臣制度」と、「MACテック勉強会」でございます。(?)
そんなわけで今回は、今年から実験的に開始された「開発大臣制度」と、「MACテック勉強会」についてご紹介したいと思います。
テクノロジーの力でM&Aに流通革命を
弊社のエンジニアチームでは、全ての作業を全員ができるように専門分野というものをあえて作らずにタスクを分配しています。 今までのフェーズでは「他のWebサービスにあるような便利な機能」をいち早く作ることが求められていました。 そのため、特別何かに詳しい必要はなく、エンジニア全員が「Webサービス開発」に詳しければ問題はありませんでした。
この言葉は、弊社のミッションです。
「Webサービス開発」に詳しいだけで、ミッションを実現できるのか?
私たちは、「革新的なサービスを作るには、新しい技術や深い専門知識をベースとした機能提案が必要である」と考えました。 その考えに基づき、新しい技術や専門知識をキャッチアップするために生まれたのが「開発大臣制度」です。
開発大臣制度
開発大臣制度とは、弊社のM&Aプラットフォームに関連するテクノロジーについて、各エンジニアが担当(=大臣)となり、そのテクノロジーについて独自に調査を行うというものです。 (チーム内で担当のことを大臣と呼ぶのが流行っています) それぞれが自由にいろんなことを調べるより、分野を区切り、分野ごとの担当を決めることで、効率良く知識レベルが上がることを期待しています。
弊社のM&Aプラットフォームに関連する技術は、CTOの荒井が以下のように分類しました。
MACテック勉強会
大臣がそれぞれの担当技術について、社内のエンジニア(およびPdM、デザイナー)に知見共有する場が「MACテック勉強会※」です。 (※MACはM&Aクラウドの略称)
週に一度、1時間の枠で行っています。各技術について3回行う想定で実施しており、これまで3回実施しました。
「レコメンド」
「レコメンド」の分野はCTOの荒井が担当しました。第一回は「レコメンドシステムとはなにか?」という話から、具体的なレコメンドアルゴリズムの解説について学ぶ内容となっておりました。
聞きかじったことのあるワードはありましたが、体型的に学んだことはなかったので勉強になりました。
「ログ集計と分析」
「ログ集計と分析」の分野は私が担当しました。第一回はデータ分析やビッグデータ分析基盤についての概要や他社事例について発表しました。 データレイク、データウェアハウス、データマートなどの分析基盤の構成要素についてや、実際の製品などについて紹介しました。
次回は、実際にRedShiftやAthenaなどの製品を使った具体的な紹介ができたらと思っております。
(画像はデータ収集の基本と「JapanTaxi」アプリにおける実践例 こちらから引用)
フルスタックVSスペシャリスト
私たちのチームでは、基本的には、全ての仕事を皆ができるようにフルスタックなスキルを求めています。 しかしながら、Web開発の技術だけではテクノロジーの力でサービスの爆発的なグロースを起こすことはできません。 一方で、私たちのような小さなチームでは、完全に分業スタイルではスムーズな開発ができません。 そこで、「開発大臣制度」というフルスタックにスペシャリストをちょい足しするという手法をとりました。
キャッチーなタイトルにするために「フルスタックVSスペシャリスト」をつけたことをここでお詫びします。すみませんでした。
おわりに
今回は、今年から実験的に開始された「開発大臣制度」と、「MACテック勉強会」についてご紹介しました。 「テクノロジーの力でM&Aに流通革命を」というミッションに従い、関連技術についてエンジニアそれぞれが担当をもち専門性を深める施策「開発大臣制度」。 そして、身につけた専門性をチームに共有する「MACテック勉強会」。 この施策がうまく機能するかまだ不明ですが、色々なことを試しながら、M&A×テクノロジーで最先端をいくエンジニアチームになれるよう努力していきます。